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狭小住宅って?注文住宅は建てられる?
注文住宅を検討するとき、狭小住宅という言葉が出てきます。土地があっても、家を建てるには十分な面積が必要です。十分な面積がない土地は、狭小地と呼ばれています。ただ、狭小地でも住宅が建てられる場合があるのです。
狭小住宅とは
一般的に15坪~20坪同等かそれ以下のスペースしかない土地を狭小地と呼びます。都心で家が密集している住宅街の中に、狭い土地で3階建てや奥行きが非常にある住宅を見たことはありませんか?
狭小地に建てられた家を、狭小住宅と呼びます。狭小住宅は面積の問題以外に、三角形や台形のように特殊な形状の土地もありますが、家は建てられるのです。狭小住宅を得意としている住宅メーカーや工務店もあります。
※参照元:マイホーム購入の教科書(https://www.asaka-mytown.co.jp/column/20/)
※参照元:さとう建設株式会社(https://scollection.jp/column/column-smallhouses/)
狭小住宅のメリットとは?
狭小住宅は安価で好立地に建てられるのがメリットです。
狭小住宅なら十分な予算がなくても建てられます
狭小地は厳しい条件のため、安い場合が多いのです。大きな家を建てたくても、十分なスペースを確保できませんが、建築コストを抑えられるともいえます。
他にも、家を建てると固定資産税や都市計画税がかかりますが、狭小地は小規模住宅用地です。固定資産税と都市計画税共に、一般住宅用地より課せられる金額は低くなります。経済的な面でのメリットがあるのです。
※参照元:ニフティ不動産(https://myhome.nifty.com/column/ikkodate/180818260889/)
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駅前や都心の好立地なケースも多い
狭小地は駅前や都心にも存在しています。通常、駅前や都心だと一坪あたり高額です。手が出せない、土地を購入しても家を建てる資金が不足するケースもあります。ただ、狭小地なら土地代も安くなるため、手が届きやすいのです。
狭小地の注文住宅だと、一般的な住宅よりコンパクトな分、使用する建築材も減ります。その分、内装に自分のこだわりや希望を反映しやすいのです。狭小地でも、十分な奥行きとある程度の幅があり、内装や設備にお金をかければ生活利便性は高まります。
狭小住宅のデメリットとは?
縦に長くする、地下室を作る場合は、思った以上に予算がかかることや違法建築にならないよう注意が必要です。
縦に長くなりがちなので設計によっては高くなる場合に注意
狭小住宅は、一般的に面積が少ないため縦に長くなりがちです。3階建てにすれば、狭小地でも建築費用がかかるケースもあります。縦長になると木造では耐震性という面で問題があるため、費用はかかってもRC構造となり選択肢が狭まるのです。
中二階や地下室という選択肢もあります。ただ、地下室だと、土地を誇り起こすことになり重機が必要です。そのときの人件費や重機の費用がかかるのは無視できません。
違法建築にならないように注意
縦に長くするしかないが、高度制限があり断念というケースもあります。都市計画法では環境形成の保持のために、建物に高さ制限がかかっているのです。建築基準法でも、風通しや日照という観点から制限が設けられています。
制限をクリアするには、専門的な知識やアイディアが必要です。無視すれば違法建築と判断され、行政からの是正勧告や増改築がむずかしくなり、融資を受けられない場合もあります。将来、売却しようにも増改築ができない家として安く売り出さなければなりません。
※参照元:ニフティ不動産(https://myhome.nifty.com/column/ikkodate/180818260889/)
狭小住宅の特徴をうまく活かした家を建てよう
狭小住宅でも、工夫次第でリーズナブルな価格で夢の一戸建てを建てられます。相続した土地が狭小地でも、生活利便性の高い家を建てることは可能です。
狭小住宅の実績が多いハウスメーカーや工務店なら、いいアイディアを提案してくれるでしょう。違法建築にならないよう注意し、まずはプロに相談するといいでしょう。