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福岡・筑後・筑豊・北九州4地域の土地代を徹底比較!
福岡県は、大きく4つの地域に分けられます。
商業の中心である西部の福岡地域、本州に近い北部の北九州地域、県中央部に位置する筑豊地域、県南部にある筑後地域の4つです。
福岡のどこで土地を買うべきか悩んでいる人のために、地域ごとの土地代や特徴を調べ、比較しました。
福岡地域は土地代こそ高いものの利便性に優れている!

福岡地域は県内で最も栄えている場所です。
特に福岡市は国家戦略特区に指定されており、商業施設から企業のオフィス、住宅、飲食店と幅広く土地が活用されています。福岡市に限定すると、土地1平米あたりの価格は27万円前後します。
特に地価が高い地域は商業地域や大手企業が密集している中央区で、坪単価に換算すると200万円を越える場所もあるほどです。
コンパクトシティだから実現できる利便性の高さ
福岡市は各種の商業施設がそろっているほか、地下鉄、空港が直通になっており、バス等の公共交通機関も豊富なため非常に利便性が高い土地です。
筑後の土地は1平米あたり3万円ほどで買える
筑後地域は大牟田市や久留米市、八女市、筑後市などを含む一帯です。全体的に地価が安く、おおよそ1平米あたり3万円あれば土地を買うことができます。例外的に久留米市などは1平米あたり5万円前後しますが、八女市やうきは市、みやま市など地価が1平米あたり2万円を切る地域もあるのです。
福岡のベッドタウンとしての位置付けも
特に久留米市は福岡市まで35キロしか離れていないため、福岡で働く人たちのベッドタウンとしても人気があります。
筑豊には1平米あたり1万円で買える土地も!
筑豊地域には飯塚市、鞍手郡、田川市、直方市などが含まれます。筑後地域と同様に土地が安く、平均すると1平米あたりの地価はだいたい2万円前後となっており、1平米につき1万円少々で買える土地もたくさんあります。
のんびりとした生活を送りたい人に最適
筑豊と筑後のざっくりとした違いは、福岡市と北九州市のどちらに近いかです。
北九州市で働いている、遊びに行く場合は筑後よりさらに平均的に地価の安い筑豊地域がおすすめです。
農業が盛んで、のどかな暮らしを送ることができます。
北九州の土地代は福岡市の約1/3!
北九州地域には北九州市、苅田町、遠賀郡、中間市などが含まれます。特に北九州市は福岡市と同じく政令指定都市であり、国家戦略特区でもあります。北九州は広い地域を含むため、中心地と郊外との価格差が大きいです。 とはいえ、一番地価の高い北九州市に限ってもおおよそ1平米あたり7万円から8万円程度。1平米あたり27万円する福岡市の1/3以下という安さで土地を買うことができます。
また、行橋市や豊前市は地価が1平米あたり2万円から3万円台となっており、場所を選べば筑後や筑豊地域並に安い土地も多いです。
地価の安さと施設の充実度のバランスがよい
北九州は筑後地域や筑豊地域に比べて、デパートや商店街等の施設が充実しています。また、北九州市の中心駅は新幹線の発着駅となっており、福岡市まで片道15分で行き来することができるため、地価が安いわりに利便性の高い土地です。
利便性を考えるなら、地価こそ高いですが福岡地域に住むのが一番です。安さを重視するなら地価が福岡地域の1/10という土地も多い筑後、筑豊地域は見逃せません。一方の北九州地域は地価と福岡地域へのアクセス、商業施設の充実度もバランスが取れているという特徴があります。
土地選びにおいて重要なのは、暮らしを営む上で何を重視するかです。同じ予算でも狭くて利便性の高いほうが良いのか、利便性を多少犠牲にしても広い土地に大きな家を建てるほうが良いのかは人によって違います。
福岡でどこに住むか迷ったら、家づくりにおいて最も重視したいことは何かを考えて決めましょう。