公開日:
|更新日:
家づくりで後悔しないためには?
家を建ててから後悔しても、もう手遅れ。湯水のように資金の使える人なら別ですが、そうそう簡単に建て直すことはできません。そこで、後悔しない家づくりのために、あらかじめチェックしておきたいことをポイントごとにご紹介します。
決して後悔しない家づくりとは
建売住宅や中古住宅を買う場合は、実物を見てから購入できるため大きな失敗にはつながりにくいでしょう。それに対し、まだ実体のない家づくりにおいては「失敗」「後悔」の不安は付きまとうもの。
「日当たりがよくなかった」「混乱しやすい動線だった」「設備が貧弱だった」などなど、思い描いたとおりの仕上がりになるとは限らないのです。
ですがポイントさえしっかりと押さえておけば、失敗のリスクを遠ざけることは難しくありません。家づくりで失敗するケースの多くは、計画性の乏しさと理想と現実とのズレです。
そうした家づくりにおけるミスをなくすために、次のポイントを事前に洗い出しておくことが求められます。
まず確認しておきたいのが使用頻度。たとえば「くつろげる和室が欲しい」としましょう。では、実際に家を建ててからの暮らしをシミュレーションしてみてください。
毎日使うのか。毎日でなければ週に何回、もしくは月に何回使うのか。来客用ならば月に何回、年に何回、来客を想定されるのか。
同様に理想の住まいの条件として、和室は何番目なのかも考えてください。
- 広いキッチン
- 庭
- 子ども部屋を2つ
- 和室など
以上のように家で実現したい理想度を決めます。
シミュレーションしてみて使用頻度と理想度が高ければ、費用やスペースを割く優先順位は高くなるのです。
そして相応の費用をかけるだけの価値がある、つまり費用対効果が十分に得られると判断すれば、設計に組み込むようにしましょう。
もちろん、これらは1人で決めるのではなく、家族みんなで結論を出すことが絶対条件。お父さんにとっては理想の住まいでも、お母さんにとっては理想の住まいではないかもしれません。
また、モデルハウスやショールームを見学する際にも、水回りやインテリアなどのチェックポイントを事前に決め「この家に住んだら…」と想像してみることが大切です。
デザインやイメージに惑わされず、「わが家の家族構成でこの動線は問題ないか」「子どもたちにとって使い勝手はどうか」など、自分たちが現実に暮らすことを想定してチェックしていくことが失敗しない家づくりへとつながるのです。