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みんなの家づくり!成功例・失敗例
ここでは、晴れて「家づくりに成功した」という声のほか、残念ながら「失敗してしまった…」という声も交えて家づくりに挑んだみなさんのケースを紹介していきましょう。
わたしはこうして家づくりに成功しました
「不安をなくして進めるのが成功の秘けつ」
わが家では、いきなり家づくりに着手するのではなく、まずはじめに家づくりセミナーを受講し、そのうえで実際に建てられた家を見学しました。
そこで担当者に相談・質問して、疑問や不安点を解消。どのように家づくりをしていったらよいか、専門家のアドバイスをもらいながら進めていったため工事もスムーズに進行しました。
そのため工務店との齟齬もなく、思い描いたとおりの家づくりができました。おかげで入居後も毎日、快適な生活を送れています。
「綿密なライフプランで無理なく家づくり」
はじめは予算的にも家が建てられるか不安でした。そこで、住宅の相談機関にライフプランの設計を依頼。その結果、わたしたちの経済力や将来性でも十分に家を建てられると診断されたことで、自信になりました。
しっかりとライフプランを立ててくれたおかげで、無理なローン負担もなく家を建てられよかったです。
「無添加住宅で健康不安を一掃!」
家を建てるにあたってもっとも心配だったのが、シックハウス症候群やアトピー、アレルギー。うちにはアトピー性皮膚炎の子どもがいたからです。
そこで不動産会社や建築会社と相談し、アトピーやアレルギーを引き起こさない建材を使った場合の見積もりを依頼しました。
後悔したくはなかったので、何度もモデルルームを見学したり打ち合わせを重ねたりして、ようやく納得のいくプランが完成。金額もそれなりにかかりましたが、無事に無添加の家を手に入れることができました。
「土地探しは妥協せずに」
家は建て直すことはできますが、土地を買い替えることは現実的ではありません。それに予算にはどうしても限りがあるため、できるだけ理想の住まいを建てられる土地にこだわりました。
条件にあてはまる土地の情報をかき集め、よさそうな場所は実際に足を運んでチェック。専門家の方にも同行してもらいました。
労をおしまずにこれを繰り返すことで、ようやく気に入った土地を見つけられ建築に着手。家を建てるロケーションさえ間違わないことが、理想の家づくりへの必須条件です。
「ファイナンシャルプランナーを活用」
住宅ローンも知識もなく、どこの銀行がいいかもわかりませんでした。そこで、活用したのがファイナンシャルプランナー。
家は大きな買い物ですから、金融の専門家が1人いるのといないのとでは、安心感がまったく違います。いかに経済的な不安をなくせるかが、いい家づくりの条件だと思います。
工務店との打ち合わせと同時に進めることで、実際にかかってくる金額についてもタイムリーに相談できたのもよかったです。
わたしはこれで家づくりに失敗しました…
「将来設計を考えずに…」
まだ夫婦2人だけのときに家をつくり、子どものことを考慮していませんでした。子どもが小さいときはまだよかったのですが、成長してくるとあきらかに部屋が足りない…。
将来設計のことまで考慮し、家づくりをすればよかったと後悔しています。
「実際に使うかどうか考えて…」
「和室があったほうがいいだろう」という安易な考えのもと、和室をつくりました。でも、実際に暮らしはじめてみると、使う機会がまったくない現実に突き当たることに…。
いまでは物置です。ちゃんと、どの部屋をどう使うのか考えてから設計すればよかったです。
「デザイン性より実用性が…」
オシャレな家に仕上げたかったため、キッチンなど屋内のデザインにもこだわりました。
ですが、いざ使ってみると動線が悪い…。ガスコンロやレンジ、流し台、冷蔵庫。どう動いてもストレスがあり、使いにくくてしかたありませんが、あとの祭りです…。
「情報を詰め込みすぎて混乱…」
絶対にお金で失敗したくない!と、住宅関連のセミナーや講演への参加をはじめ、ローン関係の本も手あたりしだい買って読みました。
相談会にも足を運び、質問しまくりましたが、結局、情報量が多すぎて何が正解なのかわからないまま…。
やはり家庭によってどんな資金計画がいいのかは異なるので、素直に専門家に相談するのがよかったようです。
「業者任せにすると…」
土地面積が狭かったこともあり、「なるべく広い部屋にしてほしい」とだけ建築業者には伝えていました。
確かに広い部屋はできました。が、部屋にクローゼットや押し入れ、収納が一切ない!
業者がいい加減だとは思いますが、ちゃんと細かいところまで打ち合わせすべきでした。
成功する注文住宅作り!収納計画のポイントとは
実際に注文住宅を建てた方が「こうすればよかった……」という反省点の多くが、収納に関することだといいます。
注文住宅を成功させるための収納計画のポイントをご紹介します。
15%が理想的!収納率を考慮しよう
建売住宅の場合、延べ床面積に対し収納率はたったの10%程度だといいます。実際の建物で見たとき、この数字は思っているよりもはるかに低いといえるでしょう。
その点、注文住宅では収納率を自由に設定することができます。
もちろん、あまり収納スペースを増やしてしまうと各部屋の間取りが小さくなってしまいますから、適切な収納率であることが大切です。
スッキリと片付いた家にしたいのであれば、最低でも12%、理想的なのは15%だと考えられています。
よくあるのが、収納を削りリビングを広くした結果、物をしまう場所がなくなってしまうというパターン。
「広さはあるのに物があふれかえって見栄えが悪い」そんなリビングになってしまわないよう間取りだけでなく収納率も考慮したいところです。
外出時に使う物は玄関に収納があると便利
家族が出かける際や帰宅する際、家の中で必ず通るのが玄関です。
玄関にシューズクローゼットがあると便利です。
靴のコレクションが趣味の方であれば大きめにするのもよいですし、長靴を入れるための余裕もほしいところ。
靴を出しっぱなしにしなくてすむため、来客があっても清潔感があります。
また、玄関からリビングの間に収納があると便利です。
特に子どものいる家庭では、子ども用のおもちゃや外で使う遊び道具、乗り物、ベビーカーなどを家の中まで運ぶとなると大変ですし、衛生的にもよくありません。
玄関に収納があれば、外出時に使用する物をすぐに出し入れすることが可能です。梅雨の時期や台風の際も雨具をすぐに取り出せるので、部屋の中を濡らさずにすみます。
部屋を狭めず収納を広げられるロフトを収納スペースに
各部屋の間取りを極力狭くせずに収納を増やすためには、ロフトの設置も視野に入れましょう。
ロフトは子どもの遊び場や趣味の部屋として捉えられがちですが、収納スペースとして活用することもできます。
あまり重量のある荷物は置けませんが、収納の方法によってはオシャレ感を演出することもできますし、部屋を広く見せる効果もあります。
それぞれの目線で生活動線を考えると使いやすい収納に
収納スペースは大きさや個数に重点を置いてしまうと、せっかく設置してもうまく片付けられず、宝の持ち腐れになってしまいます。
収納スペースを最大限に活用するには、生活動線を考えたうえで、物を片付けやすい収納を設置する必要があるでしょう。
例えば、女性目線で生活動線を考えたとき、キッチンには食品や調理器具、調味料、食器などをしまっておくための収納スペースがあれば便利ですが、あまり奥行きのある収納だと、普段使用する物がすぐに取り出せず使い勝手がよいとはいえません。
そこで、奥行きよりも幅のある収納を設けることで家事を行いながら必要なものを見つけやすくできます。
また、家族目線で生活動線を考えたとき、各部屋がある共有廊下に大型収納を設置すると便利だと感じるでしょう。
季節ものの電化製品や分厚い布団類、衣替えに必要な衣類などをしまっておくのに最適ですし、家族全員の手が届く場所にあることで全員がストレスなく収納を利用することができます。
ペットにも快適な注文住宅のポイントとは
建売住宅の場合、必ずしもペットの飼育を想定して建てられているわけではなく、飼い主もペットも不便を感じてしまうことが多々あるようですが、注文住宅であれば、ペットの飼育を想定したうえで計画を立てることができます。
ペットにも快適な注文住宅のポイントをご紹介します。
汚れを気にしないペット専用の遊び場
毎日散歩させている犬や猫でも、実は「もっと遊びたい」と思っているかもしれません。運動はペットの肥満予防になるだけでなく、ストレス解消の意味も持っています。
室内でも自由に遊べる場所をつくればペットはきっと喜ぶはず。
例えば、広い庭を設置するのもよいですし、犬であればドッグランを設けるのもよいでしょう。猫は高い所が好きですから、ジャングルジムを設けてあげるのがおすすめです。
室内で遊ばせるには足の汚れを気にしなくてはなりませんが、専用の遊び場があれば自由に動き回れます。
糞の水洗処理マナーシュートなど散歩に行きやすい設備
ペットは外でのお散歩が大好きです。しかし、散歩から帰ってきたとき汚れた足のまま家の中に入れることはできませんよね。浴室まで連れて行くのは飼い主にとっても大変ですし、ペットにとっても負担になります。
そこで、玄関の脇などにペット専用の足洗い場を設けましょう。
また、最近では散歩で持ち帰った糞を屋外で水洗処理できるマナーシュートというものも需要を高めています。
玄関付近にはペットのお散歩用品をしまっておける玄関収納を設けると、散歩に出かけるのがスムーズになります。
滑りにくく安全性の高いペット用の床材
一般的な住宅で用いられているフローリングは人間が歩いても滑りやすい素材です。犬や猫であればなおさら滑りやすく、足腰に負担をかけてしまう恐れがあります。
一方、ペット用の床材は、ペットが歩いても滑りにくく、体への負担も少ないといったメリットがあります。
ペット用の床材として用いられているのは、耐久性に優れたフロアタイル、衝撃を吸収するクッションフロア、メンテナンスしやすいタイルカーペットなどが挙げられます。
ペット目線で外を眺められる窓
動物は外を観察することが好きです。しかし、人間の目線の高さにある窓からは外を眺めることはできません。
そこで、ペットの目線に合わせたペット専用の窓を設けることをおすすめします。窓から外の様子を観察できるだけでなく、飼い主さんが帰宅する様子を見ることもできます。
なるべく陽当たりのよい暖かい場所に設置するとよいでしょう。
飼い主の留守中にペットを危険から守る専用ドア
飼い主が外出するとき、家の中をどこでも歩き回れてしまうとペットにとって危険があります。特にキッチンには包丁などの調理機器やコンロなど火元がありペットにとっては危険がいっぱいです。
そこで飼い主が安心して出かけられるように、ペット専用のペットドアを設置しましょう。
ペットドアを設置すれば普段はペットが自由にドアを開けられますが、留守番させるときだけ行動範囲を制限することが可能です。
ペットが快適に過ごすため、臭いを換気するために、ペットのいる空間にベルトウィンドウを付けるのも効果的です。
壁の角!ナイトライト!人にもペットにも優しい注文住宅の工夫
注文住宅では、細かな希望も自由に設計することができます。
ちょっとした工夫を加えれば、人もペットもさらに快適に過ごせるようになります。
壁の角を角丸にする
通常は壁と壁の角(出隅)は尖っているものですが、角丸の形状にしてみることで、ぶつかったときにも怪我しにくく、人にとってもペットにとっても安全性の高い家になります。
ナイトライトの設置
廊下にナイトライトを設置することで、視力の悪いペットにやさしく、小さな子どもがいる家族にも安心です。